2007-01-01から1年間の記事一覧
ロアルド・ダールの「オ・ヤサシ巨人BFG The BFG」 この世界で、夜な夜な、人間がベッドから忽然と消えていなくなってしまう理由をごぞんじですか? あとには骨だけが残されている理由を? それは、人食い巨人どもに、食べられてしまっているからなのです! …
ロアルド・ダールの「The Wonderful Story of Henry Sugar and Six More」 七つの作品がおさめられた短編集です。 ダールの作品の多くは、8歳〜12歳あたりの年齢層に書かれたものですが、これはもう少し上の…もうあまり子供ではいられないけれども大人にもな…
Those who don't believe in magic will never find it. まほうの力をしんじない人には、ぜったい見つけられっこない世界だよ。(邦訳より) 「ふしぎの森のミンピン The Minpins」 ロアルド・ダール文 パトリック・ベンソン Patrick Benson 絵の絵本です。 …
ロアルド・ダールの「The Enormous Crocodile」アフリカの川にすむ、大きなワニは、とても食いしんぼう。お昼に人間のこどもを食べようと画策します。大きなからだが目立たないよう、あの手この手で、人間のこどもに近づきます。 ヤシの木に化けたり、シーソ…
ロアルド・ダールの「こちらゆかいな窓ふき会社 The Giraffe and the Pelly and Me」 ずっと売り物件のまま、売れずに残っている木造の建物は、以前はお菓子屋さんだったらしい。ぼくは、この建物で、ふたたびお菓子屋さんをはじめるのが夢なんだ。 けど、建…
ロアルド・ダールの「Esio Trot」ホッピー氏はひとり暮らしの初老の男性。仕事も引退し、ベランダで花の世話を楽しむ毎日。そんなホッピー氏の、一階下の部屋では、未亡人のシルバー夫人が暮らしている。ふたりはいつも、ベランダごしに挨拶をかわす仲。でも…
「まるごと一冊ロアルド・ダール The Roald Dahl Treasury」 全集…というわけではないのですが、ダールの児童書作品が集められて一冊になっている本。 「大きな大きなワニのはなし」「こちらゆかいな窓ふき会社」「恋のまじない、ヨンサメカ」「ふしぎの森の…
What a child wants - and DESERVES - is a parent who is SPARKY! ロアルド・ダールの「Danny the Champion of the World」 ダニーには母さんがいない。ダニーがまだ赤ん坊のころに死んでしまった。でもダニーには父さんがいる。父さんは、いわゆる「立派な…
ロアルド・ダールの「The Vicar of Nibbleswicke」 ダールの没後に出版された本です。 教会区に赴任したばかりの牧師さん。初仕事の不安と緊張のあまり、奇妙な病気にかかってしまいます。自分では意識しないうちに、言葉をさかさまに言ってしまうのです! …
ロアルド・ダールの「Fantastic Mr. Fox」(1970年) 大きな木の下にある穴のなかでは、キツネの一家(お父さんと、お母さん、それから四匹のこどもたち)が暮らしていました。 父さんギツネは、家族のために、毎日、食糧を調達します。夜、こっそりと農場に…
When you have been with us a little longer, nothing will amaze you. 「チョコレート工場の秘密」の続編です。「Charlie and the Great Glass Elevator」1972年 前作のラストで、ガラスのエレベーターに乗ってチョコレート工場へとむかったチャーリーとそ…
In your wildest dreams you could not imagine that such things could happen to you! Just wait and see! どんなにとっぴな夢の中でも、きみにそんなことが起こるなどと、けっして想像できないかずかずです! お楽しみに!(柳瀬尚紀:訳より引用) ティ…
ロアルド・ダールの「James and the Giant Peach」 1961年 ティム・バートン監督によって映画化もされた作品(「ジャイアント・ピーチ」というタイトル。DVDにもなってます)。 私が読んだのは洋書で、レイン・スミス Lane Smith による挿絵のものです。 動…
このお話は本当にあったことだ、といってよいでしょう。本当の話だということを、わたしは知っていますし、本当だと信じてもいるのです。(邦訳p5より引用) ローズマリ・サトクリフ Rosemary Sutcliff の「小犬のピピン A Little Dog Like You」 邦訳は岩波…
「太陽の東 月の西」アスビョルンセン編 ノルウェーの昔話集です。岩波少年文庫。佐藤俊彦:訳 ペテル・クリステン・アスビョルンセン Peter Christen Asbjornsen とヨルゲン・モオ Jorgen Moeが収集して出版した三巻の民話集と民話選から、十八のお話を選ん…
オトフリート・プロイスラー Otfried Preussler の「小さい魔女 The Little Witch」 原題は「Die Kleine Hexe.」 ドイツ語のお話を、英訳したものです。 私が買ったのは講談社英語文庫。難しい単語は巻末に意味が掲載されています。 英語のレベルは初級〜準…
アーノルド・ローベルの「ふたりはきょうも Days with Frog and Toad」(1979年) がまくんとかえるくんシリーズの四作目、最終巻です。 部屋のなかが散らかって、やることがいっぱいたまっている、がまくん。 明日、明日、ぜんぶ明日やるよ! と言ってしま…
「ふたりはいつも Frog and Toad All Year」(1976年)アーノルド・ローベル Arnold Lobel の、がまくんとかえるくんシリーズ三冊目です。冬にそり遊びをするお話からはじまって、早春、夏、秋のお話とつづき、最後にクリスマスで締めくくられています。 ク…
アーノルド・ローベル Arnold Lobel の絵本、「ふたりはいっしょ Frog and Toad Together」 がまくんとかえるくんシリーズの二冊目。1973年のニューベリー賞オナー作品。 (前作も正確には1971年のコールデコット賞オナーだったみたいです、すみません…) が…
アーノルド・ローベル Arnold Lobel の「ふたりはともだち Frog and Toad Are Friends」 春になると、きまって読みたくなる絵本です。 私がこの絵本に出会ったのって、小学校か幼稚園か…そんなときだったと思います。 自分が持っていたわけではないような、…
E.B.ホワイト(E.B. White)の「シャーロットのおくりもの」を読みました。私が買ったのは、講談社英語文庫で、難しめの単語は、巻末に意味が掲載されています。挿絵も、ガース・ウィリアムズ(Garth Williams 「しろいうさぎとくろいうさぎ」の絵本が、日本…