2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「ぼくのつくった魔法のくすり」ロアルド・ダール

「不思議の国のアリス」で、あやしげなクスリを飲んで、体が縮んでしまったアリス。 "for it might end, you know," said Alice to herself, "in my going out altogether, like a candle. I wonder what I should be like then?" 「だって、どう、もしかし…

「アッホ夫婦」ロアルド・ダール

ロアルド・ダールの「アッホ夫婦」(「いじわる夫婦が消えちゃった!」)を読みました。 世にも醜悪な夫婦に虐待されたサルが、しかえしをする、といったストーリー。 最初は、この夫婦がいかに不潔で、アホで、性格が悪いか、といったことについて、愉快に…

「魔法のゆび」ロアルド・ダール

ロアルド・ダールの「魔法のゆび」を読みました。 主人公は、「魔法のゆび」をもつ女の子。どうしてそんな力を持っているのかは、本人にもわかりません。でも、頭に血がのぼると、ひとさし指から光がでて、自分を怒らせた相手を、動物に変えてしまいます。 …

「魔女がいっぱい」ロアルド・ダール

ロアルド・ダールの「魔女がいっぱい」を読みました。 この物語に登場する魔女は、なんというか、すごいです。まず特徴として、「かぎ爪」「はげ」「鼻の穴の形がヘン」「足に指がない」「つばが青い」など。それで、かぎ爪を隠すために手袋をし、はげを隠す…

「穴」ルイス・サッカー

ルイス・サッカーの「穴」を読みました。 1999年のニューベリー賞受賞作。 「墓穴を掘る dig one's own grave」という言葉があります。 正直、この物語のテーマはそれなんじゃないか、という気がするくらい、墓穴を掘りまくりの物語。 特に最後、悪役の「墓…