「どでかいワニの話」ロアルド・ダール


ロアルド・ダールの「The Enormous Crocodile」

アフリカの川にすむ、大きなワニは、とても食いしんぼう。お昼に人間のこどもを食べようと画策します。大きなからだが目立たないよう、あの手この手で、人間のこどもに近づきます。
ヤシの木に化けたり、シーソーやメリーゴーランドのふりをしたり。
はたしてワニの大作戦は、成功しちゃうのでしょうか…?


40ページくらいの絵本です。
ダールとクェンティン・ブレイク Quentin Blake が初めて一緒に仕事をした記念すべき作品。
ちいさい子向けに書かれたものなので、絵をみただけで、ほとんどストーリーはわかります。


この作品を読んで、ちょっと思い出したのが、「ちびくろサンボ」の作者ヘレン・バンナーマンの絵本「The Story of Little Black Mingo」
こちらのサイトさん(英語)→http://www.gutenberg.org/files/11162/11162-h/11162-h.htm

で無料で読めるのですが、その作品…主人公は、いじわるなおばさんに苛められている女の子で、ワニに食べられそうになるというお話なんですが、ラストがものすごいんです。
そのラストと比べれば、ダールのこの絵本のラストは、そんなに残酷でもないかな…って感じがします。

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邦訳は、新訳がロアルド・ダールコレクション8「どでかいワニの話」、旧訳は「大きな大きなワニのはなし」

どでかいワニの話 (ロアルド・ダールコレクション 8)

どでかいワニの話 (ロアルド・ダールコレクション 8)

大きな大きなワニのはなし (評論社の児童図書館・絵本の部屋)

大きな大きなワニのはなし (評論社の児童図書館・絵本の部屋)