「ジミーのムーンパイ・アドベンチャー」トニー・ディテルリッジ

Jimmy Zangwow's Out-Of-This-World Moon-Pie Adventure (Stories to Go!)Jimmy Zangwow's Out-Of-This-World Moon-Pie Adventure (Stories to Go!)
Tony DiTerlizzi

Aladdin Paperbacks 2005-01


Amazonで詳しく見る
by G-Tools
トニー・ディテルリッジ(Tony DiTerlizzi)の絵本。「ジミーのムーンパイ・アドベンチャー」原題「Jimmy Zangwow's Out-Of-This-World Moon-Pie Adventure」
トニー・ディテルリッジといえば、「スパイダーウィックの謎」シリーズですけど、そちらは文章はホリー・ブラック。この絵本は、絵・文、ともにトニー・ディテルリッジです。

「スパイダーウィック家の謎」の方は、どちらかというと淡い色使いかなと思ったのですが、それと比べると、この絵本は、やや濃いめ。アメコミというほどではないけれども、アメコミ風味な感じがします。
これは原書だけ読みました。対象年齢は4歳-8歳。英語はさほど難しくないです。絵を見れば内容はだいたいわかります。邦訳は、文溪堂、安藤哲也:訳で出ています。
トニー・ディテルリッジのオフィシャルサイトはこちら→http://www.diterlizzi.com/
サービス精神たっぷりのサイトで、壁紙とかダウンロードできるものも多いので、ちょっと覗いてみるだけでも楽しいかと。スパイダーウィック関連のものもいくつかダウンロードできます。

あらすじ:
お母さんにムーンパイをたべてもいいかときいたら、ごはんの前だからダメだといわれたジミー。どうしてもムーンパイがほしくて、月まで取りに行くことに!
自分でつくった乗り物に乗って、宇宙に飛び出したジミーは、お月さまに千個のムーンパイをもらいます。それから次は、ミルキーウェイ(天の川)でミルクをゲット。ところが乗り物がこわれてしまい、ジミーは火星に落っこちちゃいます。そこには火星人たちがいて…?

想像力の広がりが楽しい一冊。男の子の夢がいっぱいつまってるような感じがします。
宇宙を冒険しながら、ばんごはんまでには帰らなくちゃ、なんて考えてるのもほほえましい。

ちなみにムーンパイというのは実際にあるお菓子のようです。どんなお菓子なのか知らなくて、月餅?…なわけないか…なんて考えたりもしたのですけど、よく読んだら、Chattanooga Bakery社から許可を得た旨のことが書いてありました。こちらの商品のようです→http://www.moonpie.com/
2枚のクッキーのあいだにマシュマロをはさみチョコレートコーティングしたお菓子、らしいのですが、つまり森永のエンゼルパイみたいなもの…?


ジミーのムーンパイ・アドベンチャージミーのムーンパイ・アドベンチャー
トニー・ディテルリッジ絵 トニー・ディテルリッジ 文

安藤哲也

文渓堂 2008-06


Amazonで詳しく見る
by G-Tools