「シンデレ王子の物語」バベット・コール

Prince CindersPrince Cinders
Babette Cole

Puffin 1997-04


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英国の絵本作家、バベット・コール(Babette Cole)の「シンデレ王子の物語」(原題:Prince Cinders)1987年
洋書は、私が持っているのはアメリカ版のペーパーバックですが、いくつかエディションがでているようです。オリジナルは英国版です。
文章の量は1ページに2・3行でそれほど多くなく、また絵をみれば話の内容はだいたいわかります。
ケイト・グリーナウェイ賞推薦作品。
英語版だけ読みましたが、邦訳は上野千鶴子:訳で松香堂から出ています。


あらすじ:
シンデレ王子は、王子らしくない王子。兄王子たちは、体毛も濃くってマッチョで男らしい。でもシンデレ王子は、やせっぽちでみっともない。兄たちが女の子とディスコにでかけても、シンデレ王子だけは残されて家事をさせられています。自分も兄さんたちみたいな男になりたいと願うシンデレ王子。そこへ変な妖精があらわれて、願いをかなえてくれるというのですが…?


逆シンデレラ物語。マッチョなお兄さんたちがいい味をだしています。妖精の魔法が失敗して、シンデレ王子が巨大な猿になってしまったり、ガラスの靴のかわりがズボンなのも楽しい。ストーリーには直接関係ないけれど、王子のそばにいる、ぶさかわいい猫の絵もいいです。


シンデレ王子の物語シンデレ王子の物語
バベット・コール

ウイメンズブックストア松香堂 1995-10


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