「シンデレ王子の物語」バベット・コール
Prince Cinders Babette Cole Puffin 1997-04 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
洋書は、私が持っているのはアメリカ版のペーパーバックですが、いくつかエディションがでているようです。オリジナルは英国版です。
文章の量は1ページに2・3行でそれほど多くなく、また絵をみれば話の内容はだいたいわかります。
ケイト・グリーナウェイ賞推薦作品。
英語版だけ読みましたが、邦訳は上野千鶴子:訳で松香堂から出ています。
あらすじ:
シンデレ王子は、王子らしくない王子。兄王子たちは、体毛も濃くってマッチョで男らしい。でもシンデレ王子は、やせっぽちでみっともない。兄たちが女の子とディスコにでかけても、シンデレ王子だけは残されて家事をさせられています。自分も兄さんたちみたいな男になりたいと願うシンデレ王子。そこへ変な妖精があらわれて、願いをかなえてくれるというのですが…?
逆シンデレラ物語。マッチョなお兄さんたちがいい味をだしています。妖精の魔法が失敗して、シンデレ王子が巨大な猿になってしまったり、ガラスの靴のかわりがズボンなのも楽しい。ストーリーには直接関係ないけれど、王子のそばにいる、ぶさかわいい猫の絵もいいです。
シンデレ王子の物語 バベット・コール ウイメンズブックストア松香堂 1995-10 Amazonで詳しく見る by G-Tools |