「トスカのクリスマス」アン・モーティマー

マシュー・スタージス　Matthew Sturgis ：文　アン・モーティマー　Anne Mortimer　：絵

ネコのトスカは、お昼寝が大好き。けれど、今日はみんな、クリスマスの準備でおおいそがし。トスカは、どこへ行っても邪魔者あつかいされてしまい、ゆっくりお昼寝もできません。
トスカはクリスマスが、あまり好きではありません。だって誰も、トスカのことをかまってくれないし、プレゼントをくれたことも、ないのですから。
トスカだって、プレゼントがほしいのです。どうしたらプレゼントがもらえるでしょう？
もしかして、妖精さんなら、願いをかなえてくれるかもしれません。
そう思って、クリスマスツリーのてっぺんに飾ってあった妖精のお人形に手をのばしたトスカは、ツリーの飾りつけを、めちゃくちゃにしてしまいます。
トスカは叱られて、庭へと飛びだしてしまいます。でも庭は寒くて寒くて、やっぱり家のなかに入れてほしくて、トスカは窓をたたきますが、誰も気づいてくれません。
すっかり、みじめなトスカ。
でも、空をみあげると、ベルの音とともに、サンタクロースがやってきて…？

クリスマスにぴったりの、かわいらしい物語です。ネコ好きの方なら、思わず、自分の家のネコにプレゼントをあげたくなるかも…。

英語の絵本としては、そんなに難しくありません。高校生さんなら、まず読めると思います。ストーリーもシンプルですし、多少、わからない単語は飛ばして読んでも、絵をみればわかると思います。

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邦訳もでていますが、入手困難かもしれません。講談社さんのサイトを確認したら、取り扱ってないみたいだったので…

トスカのクリスマス (講談社の翻訳絵本)