「タランと角の王」について2

「タランと角の王」について、マビノギオンや三題歌や、アイルランドの神話や、ちょっぴり「ホビットの冒険」なところについて、ちょこっと調べてみました。


とりあえず、一番、内容と関係ありそうだったのは、「ブリテン島三題歌 Trioedd Ynys Prydein」で、コルやダルベンやヘンウェンが登場します。ヘンウェンをコルが追いかけてゆく物語です。


ギディオンについては、マビノギオンの「マソヌウイの息子マース」


タランとフルダー・フラムは「キルッフとオルウェン」の物語のなかに名前が見られます。
タランについては、ウェールズ語で「雷」を意味し、ローマのユピテルと同一視されるタラニス Taranis というケルトの神さまから、その名はきているのかもしれません。
フルダー・フラムは、「三題歌」のなかに、アーサー王の三人の重臣みたいに、その名が語られています。


アクレンは、おそらくは「タリエシン物語」に登場する、ケリドウェンがモデルではないか、という気がします。


エイロヌイの光る鞠は、たぶんウェールズの妖精物語、「エリダーと黄金のまり」から。


…ガーギについては…。英語版のWikipedeia→http://en.wikipedia.org/wiki/Gurgiを読んでいたら、プーカなんじゃないか…という説が載っていました。…プーカなのかな…


…以上、いろいろと長くなるので、とりあえず、ここではこれだけ述べることにしますが、詳しくは、サイトの方の感想ページに追記として書いておきましたので、興味のあるかたは→こちらをどうぞ
…でもたぶん、読んでそんなに面白いものではないと思います。たんに私が調べてみたかっただけ…