「The Night Before Christmas」リスベート・ツヴェルガー

ifyouaskme2005-11-28

リスベート・ツヴェルガーの絵本「The Night Before Christmas」。英語。ハードカバー。まだ、今年発売されたばかりの絵本です。
クレメント・ムーアの詩にツヴェルガーが絵をつけたもの。クレメント・ムーアのこの詩は有名で、日本でも、「クリスマスのまえのばん」とか、そのまんま「ナイト・ビフォー・クリスマス」とか、いろんな邦題で、いろんな絵本が出ています。
クレメント・ムーアの詩は、もともと英語なので、英訳本っていうわけでもないようです。ただ、本当はオランダの詩をムーアが英訳したとかいう説もあるらしいです。
参考サイトさん→http://www1.ttcn.ne.jp/~fujiyan/manhattan/chelsea/memo_santa_main.htm
(こちらのサイトさん、「The Night Before Christmas」の邦訳ものせていらっしゃいます)


この絵本、ツヴェルガーらしいといえばツヴェルガーらしいのですが、どちらかというと、色使いとか、やや暗めです。
クリスマスの絵本というと、明るい色使いのものが多いので、そういうものを想像すると、「ちょっと違うかも?」と思ってしまうかもしれません。ごく一般的なクリスマスの絵本にくらべると、やや地味。サンタクロースも、サンタクロースというより、本当に「聖ニコラウスさま」という感じで、ごく普通のおじいさん。服装も、普通の赤い帽子に赤いコート、という感じ。
私はツヴェルガーの絵本が好きなので、ツヴェルガーのそういう「ちょっと一味ちがう」なところが好きですし、トナカイは文句なしにかわいいし!
クリスマスのまえの晩、つまりクリスマスイヴの、子どもたちが寝静まったあとの、深淵な夜の雰囲気がでていて、好きな絵本ですが、人によって好みがわかれてしまいそうな感じはするので、プレゼント用には難しいかもしれません。子どもさんというのは、案外大人より、「一般のイメージと違うもの」に拒否反応をおこしたりするので…。「こんなのサンタさんじゃないよ!」とか言われると悲しい…。