「アナベル・ドールと世界一いじのわるいお人形」アン・M・マーティ

The Meanest Doll In The WorldThe Meanest Doll In The World
Brian Selznick

Hyperion (Juv) 2005-05-30


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アナベル・ドールと世界一いじのわるいお人形」、原題「The Meanest Doll In The World」
アン・M・マーティン&ローラ・ゴドウィン:著 ブライアン・セルズニック:絵
邦訳は偕成社から 三原泉:訳ででています。

アナベル・ドールの冒険」の続編。原書だけ読みました。

あらすじ
家のなかで動いているところを見つかりそうになったアナベルティファニーは、とっさにケイトのカバンのなかに隠れ、そのまま学校へと運ばれてしまいます。
ふたりは学校を見てまわることに。そのあとでケイトのカバンに再びもぐりこむつもりが、まちがえて別のカバンにもぐりこんでしまい、見知らぬ家へと運ばれてしまいます。
そこには、自分のことを本物のプリンセスだと思い込んでいる、とっても意地悪な人形が、他の人形たちを支配しようとしていました。アナベルティファニーは、人形同士の戦争にまきこまれ…?

アナベルティファニーの冒険が、外の世界へとひろがります。前作と同じく挿絵が多く、英語も平易で読みやすかったです。


物語のなかで、オズの魔法使いのドロシーのセリフ、
"Dorothy, the small and meek."
が引用されているのですけど、そこに深い意味(この話じたい、オズの魔法使いの何かを下敷きにしているとか)があるのかないのか、ちょっとわかりませんけど、気になりました…。
このセリフは映画からのセリフのようですけど、オズ〜の原文のほうをみてみると、"I am Dorothy, the Small and Meek. I have come to you for help." という一文がありました。

ちなみに、オズの魔法使い(The Wonderful Wizard of Oz)の英語は、こちらのサイトさんで読めます。さほど難しくない文章です→http://www.gutenberg.org/etext/55
朗読はこちらで聴けます→http://www.gutenberg.org/etext/21179

アナベル・ドールと世界一いじのわるいお人形アナベル・ドールと世界一いじのわるいお人形
Ann M. Martin Brian Selznick Laura Godwin

偕成社 2005-05


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書庫:アナベル・ドールシリーズ