修道女フィデルマ「幼き子らよ、我がもとへ」

Suffer Little Children (A Sister Fidelma Mystery: A Celtic Mystery)Suffer Little Children (A Sister Fidelma Mystery: A Celtic Mystery)

Headline Book Publishing 1996-06-13


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ピーター・トレメインの「幼き子らよ、我がもとへ」を読みました。
原題「Suffer Little Children」1995年
邦訳は東京創元社から文庫で上下巻で出ています。甲斐萬里江:訳


読んだのは邦訳だけです。
修道女フィデルマシリーズの一冊なのですが、このシリーズ、邦訳での発売は、シリーズの順番通りにはなっていません。
現在のところ、シリーズの第一巻と二巻はまだ邦訳されていないようです。
この「幼き子らよ〜」は、シリーズの三巻めにあたります。


私の場合、推理小説に対する興味というよりは、古代アイルランドを舞台にしているという点に興味をひかれて読みました。同じ作者の「アイルランド幻想」も、いろいろアイランドのことがわかって面白かったですし。


主人公のフィデルマは修道女ですが、法廷弁護士でもあり、王国のお姫さまでもあります。今回、次期国王の兄に呼ばれて、ある修道院内で起きた殺人事件について調査を依頼されます。殺された人物が人物だけに、問題は国同士の戦争にまで発展しかねない事態をむかえていました…


なんというか、予想以上に大量虐殺でした…。
古代アイルランドの法律がなかなか面白かったです。

幼き子らよ、我がもとへ〈上〉 (創元推理文庫)幼き子らよ、我がもとへ〈上〉 (創元推理文庫)
Peter Tremayne

東京創元社 2007-09-28


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